グラント・スチュアート カルテット
(T.SAX)グラント スチュワート
8彼を形容する言葉は数々ある。「ソニー・ロリンズの継承者」から「現代ハードバップを代表するテナー奏者」「新世代の保守本流テナー・サックス奏者」「歌うテナー」・・・・などなど様々である。しかし、これらの形容の土台は紛れもなく、デクスター・ゴードン、ソニー・ロリンズ、コルトレーンといった偉大なテナーマンたちが培った“ジャズ・テナーの魂”を引き継いでいるところにある。そういう意味でグラントは、NYはもとより、世界のジャズ・ファンに今最も注目されているテナー・プレイヤーであることは間違いない。しなやかに、そして温もりに満ちた音色と、それでいてエッジの効いた彼独特のテナー・サウンドは、その情感の豊かさと相俟って聴く者の心を捉えて離さない。まさにメインストリーム・ジャズの次代を担う逸材である。
1971年カナダ・トロントに生まれ、19歳でNYに移住。ドナルド・バード(tp)やバリー・ハリス(p)、ジョー・
ロバーノ(ts)らに師事し、めきめきとその才能を開花させ、ビレッジ・バンガードやバードランドといった名
門クラブで演奏する。このグラントの力量に目をつけたのが、日本を代表するジャズ・プロデューサー川島重行氏である。以来彼の下、日本作品としてすでに5作品を発表。2009年度スイング・ジャーナル誌人気投票で、ジャズマン・オブ・ザ・イヤー第7位、テナー部門において第3位に選出されるなど、彼の人気・実力がこの日本で本格的に定着してきた証拠であろう。2010年3月には第6作目のレコーディングを予定、来日にあわせてバーズレコードより発売(6月予定)が計画されている。尚、来日メンバーはデビッド・ヘイゼルタイン(p)、デズロン・ダグラス(b)、フィル・スチュワート(ds)を予定している。


